くさの頭の中

頭の中を整理したい自己満ブログ

ユビキタスって言葉消えたくね?IoTじゃないの?

僕がまだ小学生の頃、未来はユビキタス社会になると教えられてきました。

現在ではネットワーク環境が整備されるに伴って、こうした意味が拡大され、「ユビキタス」といえば「いつでも(24時間)、どこでも(職場でも家でも、都会でも地方でも、移動中でも)、何でも(家電も、車も、食品も)、誰でも(大人も子供も、高齢者も障害者も)ネットワークに簡単につながる」ことを意味すると理解されています。*1

 

ところが、ふと思うと10年たった今では全く聞かない言葉になりました。↑も2006年で、15年ぐらい前です。

そう、ユビキタスは死後となったのです。*2

 

スマホは日本なら山間部とかでない限り、24時間インターネットにつながります。Wi-Fiスポットもかなり普及し、都会では駅やカフェならほぼ確実に設置してある。

 

そっかー。当たり前になると、改革を指す単語は死後になるのか。

 

でも、本当にユビキタスは達成されたのでしょうか?

いつでも→ok

どこでも→ok

なんでも→?

誰でも→ok

 

なん…でも…?

 

確かに、フラッグシップモデルの家電、テレビ、エアコン、カメラとかはインターネットの接続されるようになった気がします。テレビなんか今ではYouTubeとかNetflix見るためにあるような人もいるぐらいじゃないでしょうか?

いわゆる”IoT”というところです。正直、僕が小学生の時はこっちの意味合いでユビキタスを教わったものです。

 

でも、そんな環境を誰もが得ているのでしょうか?少なくとも僕の家では違います。テレビもエアコンも照明もネットにつながらないです。まあ、そもそもつなげる必要ないって思っています。でも、実際そういう家電を使ってみたら案外便利なのかもしれないですね。

話がそれましたが、IoTというのは達成されていないから未だに使われています。なんならバズワードと言っても相違ないかと。

 

 

では、なぜ、わざわざユビキタス→IoTと同じような事象を指す言葉が変化したのでしょうか?

 

という疑問に総務省は答えてくれます。

 

1)ユビキタスからIoTへ

「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」ネットワークにつながる「ユビキタスネットワーク社会」は2000年代前半から構想されてきたが1、後述するような要素技術の進展等を背景として、近年、急速に現実化が進んでいる。パソコンやスマートフォンタブレットといった従来型のICT端末だけでなく、様々な「モノ」がセンサーと無線通信を介してインターネットの一部を構成するという意味で、現在進みつつあるユビキタスネットワークの構築は「モノのインターネット」(IoT: Internet of Things)というキーワードで表現されるようになっている。

IoTのコンセプトは、自動車、家電、ロボット、施設などあらゆるモノがインターネットにつながり、情報のやり取りをすることで、モノのデータ化やそれに基づく自動化等が進展し、新たな付加価値を生み出すというものである。これにより、製品の販売に留まらず、製品を使ってサービスを提供するいわゆるモノのサービス化の進展にも寄与するものである。

IoT時代の到来を表す一義的な指標としては、こうしたインターネットにつながるモノの数の爆発的な増加が挙げられる。IHS社の推定によれば、2013年時点でインターネットにつながるモノ(IoTデバイス)の数は約158億個であり、2020年までに約530億個まで増大するとされている(図表5-4-1-1)。成長率の観点からは、自動車や産業の分野でのIoTが注目される(図表5-4-1-2)。一方で、Cisco社によれば現在、現実世界に存在する1.5兆個のモノのうち、99.4%はインターネットに接続されていないと言及している2。これらが今後接続されることを想定すると、IoTのコンセプトが持つ潜在的な価値の大きさがうかがえる。*3

ホエーって感じです。 要するに、ものがインターネットにつながるだけじゃなく、そこから付加価値を生み出すことに重心をおいたのがIoTっと言ったところでしょうか?

ユビキタスネットワークの構築は「モノのインターネット」(IoT: Internet of Things)というキーワードで表現されるようになっている。

ということから、特に意味は違わないけど、言い方変えたよ〜っていう印象を受けます。カタカナよりもアルファベットの方がかっこいい!!とでも思ったんでしょうか?最近の日本政府はすぐに横文字を使いたがりますね。グローバル化に対応するためにも必要かもしれません。ロックダウンやらなんやら。

 

でも、今回はもともと横文字だったんだからわざわざ変えなくてもよくね!?

 

 

もっと調べてみます。

ユビキタス” →インターネットに繋がったモノ
”IOT” →モノのインターネット*4

死ぬほどわかりやすい

 

リンク先にわかりやすいイラストもあるのでぜひ

 

 

まあ、公務員の方々も文句言われないように長々と書かざるを得ないのかもしれないけど、シンプルバージョンも欲しいものです。人手たりてないことは重々承知しておりますが…

 

 

 

ということで、昨日の疑問がスッキリしました。これで眠れるかもしれません。