くさの頭の中

頭の中を整理したい自己満ブログ

インターステラーとは人間の狂気と想像力の作品である

今日はインターステラーを見た。はっきり言ってめちゃめちゃ面白い作品だった!!!!!!!!!3時間あるけど、最後の30分の伏線改修劇場で脳味噌とろける、そんな作品

 

インターステラー - 作品 - Yahoo!映画

↑の評価も4.2/5で名作です!!!

みんなみような!

 

 

以下ネタバレするかもだけど。

 

 

人間の闇の部分を煮詰めた要素も含みながら、愛というよくわかんないもんも含む、そんな映画。ただ、個人的に愛がどうとかの要素はあんまり好きじゃないな。なぜなら、僕は愛というものが何かわからないし、そこまでパワーがあるものか理解しがたいからだ。

あと単純にハリウッド映画の宇宙は映像美に魅せられるものがあります。やっぱり宇宙はロマンがあるなぁと、宇宙にはロマンしかないです。

この作品を手がけたノーラン監督のインセプションも中学生の当時見に行ってよくわかんないけど、面白いなーぐらいだった。でも、こないだ大学生になってから見たらめっちゃ面白かった。要はこのノーラン作品をもう少し見てみたいと思った。映画って面白い。想像力って楽しい!!ってなる作品たち。ダークナイトみてみよう

SF作品なので、突っ込みたいような設定がなかったとは言えないけれど、フィクションと考えれば許容範囲。前提となる宇宙や物理に関する知識がある程度ないと楽しめないかもです。ブラックホール、次元、相対性理論とかがわからないとついていけないです。逆にいうと物理系の人からするとエモエモな作品!やっぱ僕も理系なんだなと再認識

 

余分なところは、ハリウッドあるあるの急なロマンス展開。あれ必要か…?あと、人死んでお涙頂戴演出もそんな好きじゃないな。(でも、アルマゲドンめっちゃ好き)

 

さて、作品としては最後の30分のための2時間半の茶番劇…というわけではなく、それはそれで面白かった。でも最後の30分が何よりもよかった。終わりよければすべてよしみたいなところあるよね。

 

 

 

思うところとしては、「種の存続」と「個人の願い」か。家族や友人など身近な人のために身を粉にすることができる人間ばかり。そんな中で本気で種の存続を願う人々がまるで悪かのように描かれる作品はいかがなものかなと思った。彼らはしっかりと人類の危機に向き合い、憂いたにも関わらず、彼らが悪であると。愛こそ全て。そんなエンジンだけで本当に解決できるのか。科学に基づいたハンドル操作なしには問題に立ち向かう事はできないのではないか。そんなことを思った。

 

人間が狂う様子が見れたところも個人的な見どころ。長男は誰よりも宇宙の父へとメッセージを送り、信じていたはずなのに、時間と共に周りの説得もあってか狂った。しまいには自分の子供の命すら犠牲にするほどに。過程こそあまり描かれなかったが、やはり目に見えないもの、ゴールの見えないものを孤独に信じ切ることは人類には難しいらしい。

もう一人狂った人物。マン博士。彼は前述の悪人とされた人間だ。誰よりも科学者として問題に向き合ったはずなのに、やはり彼も宇宙の彼方の孤独の中で狂ってしまったらしい。

 

 

孤独は人を狂わす。そんなメッセージ。今の僕はオンライン飲み会なんてする友達もいないし、ちゃんと孤独に過ごしている。このままだと無事に狂うのかもしれない。それはそれで楽しみだ